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徒歩で上京 Part1 後編 JR笠置駅(京都府相楽郡笠置町)→伊賀鉄道上野市駅(三重県伊賀市)

進捗どうですか

グーグルマップによると、奈良駅から東京日本橋までのフェリー使わない徒歩最短ルートは、466kmある。

ルートは気分に応じて変わっていくが、今は上記のルートで行くと仮定すれば、奈良駅から笠置駅までは17.5kmだったので、Part1 前編まででおよそ3.8%進捗した計算になる。

あれ、意外と行けそう…?

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2016年11月5日 AM9:45 [チェックポイント #1] 笠置駅京都府相楽郡笠置町

奈良駅より17.5km / 東京・日本橋まで 448km

そういえば、笠置という地名は知っていたものの、笠置という名前の由来をよく知りませんでした。とりあえず、行脚していた坊主が疲れて、かぶっていた笠を置いて休んだ伝説でもあるのだろうか、と勝手に想像していました。あとで調べてみると、笠置町のホームページに由来が書いてあるのを見つけ、

昔むかし、天智天皇の皇子の大海人皇子がこの地で狩りを楽しんでいました。すると一匹の鹿があらわれ皇子は夢中になって追いかけましたが、危うく馬ごと岸壁から落ちそうになってしまいました。困り果てた皇子は「山の神よ、お助けください。そうしてくだされば、岸壁に弥勒仏の像を彫りましょう。」と祈願し、窮地を脱することができたそうです。皇子は、祈願した場所を忘れないために笠をそこに置いて帰り、あくる日に約束どおり弥勒仏を彫ろうと再び山を訪れました。笠を探していると、白鷺があらわれ皇子をその場所まで導きました。皇子が笠を置いた石を笠置石、山を鹿鷺山と称し、それが今日の「かさぎ」の由来となりました。

自分の想像の0.1ミリくらいしかかすってませんでした。どうでもいいが、神様も、人間ごときが作った仏像を、取引の条件に認めちゃうんですねえ。ああ、人間が、仏像を立てちゃうくらいに神様に対して信仰心ありますよ、ってことを証明したってことなのかな。

笠置駅のある関西本線は、大阪から名古屋を、奈良や三重を通って結ぶJRの路線で、東海道新幹線のなかったころは、混雑する東海道本線バイパスする重要路線であったらしい。ところが新幹線ができて重要度は下がり、今では大阪・名古屋の近郊だけは電化されてまともな通勤電車が走っているものの、それ以外は1時間に1本しか電車が来ないローカル線へと成り下がってしまったようです。

リニア中央新幹線が来るとちょうどこの路線を並行するように走ると思われるが(万が一京都がゴネているルートになったら知らないけど)、並行在来線扱いにされちゃうんでしょうかね。このあたり、リニアを引くJR東海が運営しているわけじゃないから、関係ないのかな、きっと。

近くに喫茶店があったのでコーヒーをいただく。ここで、「これまで18km近くも一気に歩いてきたがまだ元気は残っているだろうか?」と自問自答。思ったより疲れていない気がしました。うん、このまま行くか。伊賀上野まで。

2016年11月5日 AM10:31 国道163号(京都府相楽郡笠置町

太陽が出てきて暑くなってきた。早朝は手がかじかむほど寒かったのにね。

この道路、幹線道路みたいで、でかいトラックがばんばん通る。それでいてたまに歩道がなくなったりするのは少し辛い。

2016年11月5日 AM10:59 国道163号(京都府相楽郡笠置町

伊賀まであと20km、南山城まで2km。南山城で休憩という感じになりそうです。

2016年11月5日 AM11:02 国道163号(京都府相楽郡南山城村

 

意外とすぐに南山城についた。そういえば昔、同級生がこの村出身で、「京都府で唯一の村」であるということを盛んに主張していたのを思い出した。

左がバイパスで、右側が旧道である。歩行者なので旧道を通る。

2016年11月5日 AM11:22 国道163号(京都府相楽郡南山城村

 

南山城村に入ったあたりで「直売所 次の信号右折」とか書いてあったが、ここがその直売所らしい。

この直売所で「しいたけカレーうどん」を頼んだ。500円。

朝にメロンパンを食べてからあんまり時間経ってないが、このあとまともに食料を補給できるか怪しいので、ここで腹ごしらえすることにしたのだ。うどんは美味であった。

日本農業新聞」が置いてあって、TPP強行採決に反対する社説が書かれていた。しかしトランプが勝っちゃったけどアメリカはどう出てくるんだろう。

2016年11月5日 AM11:55 国道163号(京都府相楽郡南山城村

旧道は車通行禁止になっていて、このように歩行者に優しい道路となっていた。歩きやすくて大変助かる。

2016年11月5日 PM12:33 国道163号(京都府相楽郡南山城村

自動茶屋を発見した。そろそろ喉が渇いてきた頃だ。ラッキーである。

一つ前の写真のコカコーラの自販機の横に、チェリオの自販機があった。これは関西ローカルなんだろうか。東京ではあんまり見たことない。

コカコーラの自販機は130円とかだけど、チェリオの自販機は消費税率が8%になったこのご時世ですら100円で、かなりお得感がある。驚くべきことに自分が中学生だったときから値段が変わっていない。

そういえば、中学生の時は、学校の近くにチェリオの自販機があってだいぶお世話になった気がする。校則上買い食いは厳禁であったはずだが、先生の目を盗んで飲み物を買って飲んでいた真面目じゃないガキであった。

しかし、これ、大人気!とか書いてあるけど、この得体の知れない飲み物は一体なんだろう。自分はこれをスルーして、端の方にあった緑茶を購入した。

2016年11月5日 PM12:48 国道163号(京都府-三重県境)

三重県伊賀市に突入。伊賀市の欄にシールが貼られているように見える。名前変わったんだろうか。奈良で生まれ育ったが別に用はなくても伊賀上野っていう名前くらいはどこかで聞いたことはあった。そういえば今日の目的地は上野市って名前だったよなあ。

と思って帰ってから調べたのだが、やっぱり合併して名前が変わっていたらしい。しかも1990年みたいな相当前から周辺市町村の合併が模索されていたらしい。この時期は平成の大合併みたいな話はないよなあ。へえ。

トラックの最大積載量プレートが落ちていた。14,500kgらしい。たぶん走っていたトラックから剥がれおちたのだろう。

このトラックのオーナーは、このプレートがないと、自分のトラックに何トンまで積めるのかわかんなくて困るんだろうか。いや、自分のトラックの積載量くらい覚えてるものなのかもしれないし、「あ、これは10tくらいやな」みたいな感じで大きさでなんとなくわかるようになって、それで別に困らないのかもしれない。

2016年11月5日 PM1:09 国道163号(三重県伊賀市

 

上野というと東京の上野をまずは想像しちゃうんですよね。

このあたりからゆるい上り坂が続いていて、なんとなく辛さが募ってきた。テンションがおかしくなった脳内議員たちは口論を始めた。「諦めてもええんやで、これ散歩やから」「いや、ここで諦めるとまた次戻ってくるのしんどいな…」「上野市そこそこ都市っぽいしもうちょっと頑張ってもええんちゃうの?」「東京戻ったら仕事いっぱいたまっとるな…」「♫絶好調ー真冬の恋ースピードーにーのーってー(なぜか聞いていた季節外れの広瀬香美の歌をリフレインしている)」

脳内議員は意思決定力を消費して結論を出すのを諦めたようだった。精神力と体力をじりじりと消耗しつつ体はチェックポイントへと向かう。

2016年11月5日 PM2:01 国道163号(三重県伊賀市

恵みの茶屋!!!!!!!

もうちょっと頑張ろうかな、という気分になった。糖分とエネルギーを補充。唐揚げうまい。

このあたりで国道163号線から大和街道に分岐。

2016年11月5日 PM2:44 大和街道三重県伊賀市

 

この道路、左右に深い穴が広がっている。調整池ってやつで、大雨が降ると水が溜まって危ないので気をつけろ、と書いてあった。

2016年11月5日 PM3:08 国道163号(三重県伊賀市

 

ようやく伊賀市の市街に入ってきた。これが伊賀上野城の門らしい。

観光しようと思ったが足が限界近くに達していたので諦めた。

面白そうな観光スポットがいっぱいある。忍者屋敷は子どものころ親に連れて行ってもらった覚えがあるがほかはないな。

ここまでくればもうあと一息だ。

2016年11月5日 PM3:13 [チェックポイント #2] 伊賀鉄道上野市駅三重県伊賀市) 

(JR奈良駅から38km / JR笠置駅から21km / 東京・日本橋まで428km)

着いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!

今日はもう疲れたので、上野市から高速バスで名古屋に行き、そこから新幹線で東京に戻ることにした。

Part1、これにて完了。Part2は、伊賀市内の観光から。乞うご期待。

(Part2へ続く)